スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

劇場版 モーレツ宇宙海賊

 劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-
 監督/佐藤竜雄

 見てきた、本当は公開日初日に。
 2012年、TVシリーズとして放映されたモーレツ宇宙海賊の劇場版になる。
 本作の時系列は、TVシリーズ最終話のその後の話。
 総集編などではなく、実質の続編的な立ち位置になる。
 …とは言え、元々原作小説のある作品なので、正確には続編というよりは、アニメオリジナルの特別編と言ったところだろう。そもそも、原作とは随分設定も違う部分があるというしね。
 自分は、原作は未読、TVアニメ版は全て視聴済み。
 事前知識無しで見たTV版がかなり好みだったので、本作は純粋に期待することにする。

 白凰女学院高等部に通う加藤茉莉香は、私掠船免状を持つ合法の宇宙海賊。
 進級を間近にした春休みのある日、豪華客船への海賊営業中、乗客リストに無限彼方の名前を見つける。彼方の父である無限博士との約束を果たすため、茉莉香は彼に語りかける。
 「亜空の流れ、その果ては何色か?」 

 というお話、冒頭から突然感極まりないけども。
 内容は基本にのっとり、見知らぬ来訪者と共に物語が始まる、というオーソドックスなもの。
 冒頭からテンポよく展開するストーリーは、やや詰め込み過ぎ感があるものの、変に鬱屈したような部分が無いので、逆に最後まで勢いに乗ったまま見れるというのは爽快でもある。
 ただし、緩急の緩の部分、が無いとも言えるので、やはり少々忙しないか。
 正直なところ、一回見ただけでは細かいトコロまで理解が追いつかない部分も屡々。
 それでも決して話が分かりにくいというワケではなく、SF的なガジェットの説明がほぼ無しで展開するので、そちらの知識が全くないとやや厳しいか…といった程度だろうか。
 勿論、そのSF的な面白さも、キャラクタ達が所狭しと動くテンポの良さなども本作の魅力ではあるので、あまりSFにこだわりがなくとも、キャラを追っているだけでも楽しめる。
 その辺は、地に足の着いた脚本と演出の巧みさによるものでもあるんだろう。

 個人的には満足出来る面白さでした、期待を裏切らない内容。
 上映時間の90分少々とやや短めな中で、途中ダレること無く展開していく異常なまでのテンポの良さは、劇場版というよりはTV版の特別編という印象すら受ける。
 劇場版だからと言って特にへりくだった部分はないのも良い、TVシリーズで2,3話かけてやる話をそのまま一本にまとめたような、肩肘の張らない気軽さも魅力ではある。
 この辺は、劇場版らしい特別感が無い、という点にもなるのだけど、本作は特に格調高いワケではないアットホームなノリも魅力ではあるので、らしいと言えばらしいのだろう。
 そういう意味では、TVシリーズが好きなら、この劇場版も楽しめるだろう。
 と、太鼓判を押せるくらいのものに仕上がっている。
 TVシリーズと如実に異なっている点と言えば、劇場版のキーマンになる少年/彼方君。
 彼はゲストキャラクター、として存在するわけなのだけど、それにしてはその存在感は大きい。これは、劇場版を幅広い層に見てもらうための配慮の一つなのかもしれない。
 彼方少年を中心にして見れば、少年の成長ものとして本作を楽しむことも出来る。
 初見の方や、低年齢層のお子様は、彼を中心に物語を追うといいだろう。
 TVシリーズ視聴済みの方は、ゲストキャラを中心に動きまわる茉莉香他ヨット部メンバーや弁天丸クルー達を楽しめばいい。ノリはほとんど、TVシリーズのままなので。

 そんなわけで、非常に楽しめた一本でしたとさ。
 不満点を言えば細かいトコロはちょこちょこあるものの、既存シリーズの完全新作の劇場版としては近年の中では随一の出来だと思います。
 さてその不満点はというと。
 オチが物凄くアッサリというか、エピローグにしろ事件解決後のタメが一切無かったので、最後が肩透かしだったこと。ここで終わりなの?と突っぱねられたというか…
 もうちょっと余韻というか、スッキリと終わらせて欲しかったという感はある。
 展開が早くグイグイと引きこませる流れは大変よろしいのだけども、少しでも疑問に思った箇所や理解が追いつかないと、その流れに取り残されてしまうような印象もある。
 個人的にはそこまでではなかったのだけども、人によっては厳しいかな、とも。
 …正直、敵対組織が犯罪を犯し、大掛かりなことをしてまで彼方少年を付け狙う理由がよく分からなかったし…正式な手順で迎え入れることとか出来なかったんかな。
 あと、ネタバレになるかもしれないけども、俺は艦隊戦が見たいのであって、ロボットアニメを本作に求めているワケではない…とか、色々と。
 それでも、多少残念と思う程度のもので、些細な事だが。

 あと一回くらい見に行きたいところだが、流石にもう上映劇場は少ないか…
 純粋にSF、スペオペやら女子高生の日常の掛け合いやらと様々な視点から楽しめる作品なので、機会があるのであれば是非ともオススメしておきたい。
 どちらかというとSF全盛期に思春期を過ごした妙齢の方々にウケているらしいので、そういう意味ではやや古臭くも見えるかもしれないし、地味にも思えるかもしれない。
 …が、それを上手い具合に現代的に合わせてるところに魅力を感じる。
 軽いノリは上述したように低年齢層にも受け入れられそうなところもある、流石に子供過ぎるとアレだが、小学生中高学年くらいなら十分楽しめるんじゃないかしらね。
 SFはロマンだよなぁ。
 続編も十分に作れる世界だし、原作のストックも十二分にあるので。
 是非ともTVシリーズ二期を作って欲しいところだが、どうだろう。
 パチスロの結果次第かしらね…

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
どこにでもいるような人間

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。