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因果地平

 デュエルマスターズ話

 デュエマ始めました。
 …というのは大嘘ですが、最近初めてデュエルマスターズをプレイしたのですよ。
 元々、デュエマはウィザーズオブザコーストと関係あるゲームなので、元MTGプレイヤばかりの身内連中の中では、プレイ動画などを見ては興味をソソられていたんですがね。
 そんな中、遂にデュエマに手を出したようで。
 数人、デッキを組んではキャッキャしてた模様。
 で。
 折角なので、デッキを借りてレクチャーしてもらいつつ、対戦を重ねる。
 遊戯王に次ぐ国内第二位のTCGというものを、存分に魅せて貰った。

 プレイした感じ。
 根幹になるシステムはよく出来てると思います、効果が即時解決なのもいいな。
 シールドシステムも、ダメージを受けるメリット/デメリットが上手く柔和されてる。シールドトリガーみたいなのは、後に続くゲームでも色々と違った形で採用されてる名システムだな。
 サイキッククリーチャーのような、ド派手な演出はまさに外連の極み。
 呪文はソーサリーしかなく、インスタントのように相手へのプレイにあまり干渉出来ない、というのも低年齢層に受ける要素かも。あくまで、自分のカッコイイプレイがしたい、というか。
 なるほどなー、と、感心しながら結構楽しんだ。
 これは子供受けするわ。

 とは言え。
 その反面、物凄い頭の悪いゲームだと思います。いや、良い意味でですけど。
 兎にも角にも、一つ一つの効果が派手過ぎて、とりあえず強いカードを出せばOK、というような思い切りの良さがたまらない。一枚カードが出る度、笑いが止まらなくなる。
 クリーチャーを除去した上で、クリーチャーを召喚するとか。
 攻撃に成功したら、手札からクリーチャーを場に出すとか。
 攻撃したら相手のシールド全部破壊するとか。
 もうヤケクソ気味な効果のカードが多くて、まさに「ぼくのかんがえたさいきょうのクリーチャー」が次から次へと出てくる。そして次から次へと消えていく、何だよこのゲーム。
 サイキッククリーチャーが裏返ったり合体した時には、お茶吹き出すトコロだったぞ。
 何でもありだな!
 それが最高に楽しい、でも手を出したいとは思えないゲームでもある。

 それもこれも、デュエマは世界的に見ても、数少ない10年選手のTCGである。
 TCGの宿命として、インフレは避けられない。
 新しいブースターや新カードは、今までのカードよりも強かったり、魅力的だったりしなければ、商品として売れないからだ。そのため、カードは常に強化されていく。
 そして、その10年のインフレを重ねた結果が、コレだ。
 …そりゃ、10年もインフレし続ければ、こんな頭の悪いカードばかりになるよね…
 むしろ、こんなに頭の悪いカードばかりなのに、不思議とそこそこバランスがとれているようなのが凄い。スタッフのバランス調整が巧みなのだろう、エライ。
 ただ、ここまでする必要もあるのか?とも思う。
 インフレの果てに限界があるのかは分からないが、こうなってしまうと、本来のゲームシステムで表現したかった対戦の根幹が崩れてしまうように思える。
 如何にして相手の前線をかいくぐり、ダメージを与えるか、ではなく。
 如何にして、強力なカードを出すか、という手段の勝負になっている感じがする。
 それはそれで楽しいが、それはもう対戦ツールとしてのTCGではないと思うのだ。

 で。
 インフレを止めるにはどうするかというと、一旦リセットするしかない。
 ちょっとシステムを変えて、最初からやり直す。
 …そういうことを実際にやったのが、ガンダムウォーネグザなのだが、発表時には相当ひどいバッシングを受けてたね。ユーザも激減したという話を聞く。
 でも、消滅はしていないのだから、成功かはともかく悪手ではなかったのだろう。
 このリセットというのは、既存のユーザには大打撃ではあるけれど、新規ユーザ獲得の足がかりにはなる。新しく始めることで、入り口を広げる効果はあるだろう。
 その上で、既存のユーザがある程度残ってくれれば万々歳。
 こうして、インフレを防止して、一からゲームを開始することは出来る。
 …が、GWNの例は、ガンダムブランドという強力な背景があったからこそまだ何とか生きているようなもので、他のゲームが出来るとは到底思えないのも事実か。
 この辺は難しいんだろうね。
 個人的には、ゲームの面白さが変な方向に行くくらいなら終わっちゃっても良いと思うし、コンテンツというものは五年くらい楽しませて貰ったら十分な人なので。
 好きな作品にしろ、ゲームにしろ、ずっと続いて欲しい、と思うことはないな。
 状況にもよるだろうけど。
 とにかく。
 デュエマには、これからも末永くインフレしていって欲しいと思う次第。
 TCGにおける、インフレの果てが見てみたいものだ。
 その時は、また改めて触れてみよう。

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No title

>呪文はソーサリーしかなく、インスタントのように相手へのプレイにあまり干渉出来ない、
>というのも低年齢層に受ける要素かも。あくまで、自分のカッコイイプレイがしたい、というか。

以前、デュエマは相手のオ◯ニーが終わるのをひたすら待って次に自分が見せつけるTCGという
酷い例えを見て苦笑しつつも納得してしまった覚えがあります

手札の全てのカードをコストとして支払うことができるマナシステムはデュエマ発祥のはずで
色々なTCGに受け継がれているのでやはり基本システムは優れていますね

Re: No title

 コンボが強すぎて、相手に干渉出来ないゲームだとそうなりがちですね。
 TCGというのは、極論を言えば将棋やチェスみたいなものなので、何よりも自分が何も出来ない、という状況が作られるのが一番嫌いですね。なのでランデスが苦手です。

 特殊なシステム、というより、根幹となるシステムとしてはデュエルマスターズは凄い優れてますね。とにかくプレイしていて遊びやすさを感じました。
 自分でデッキを組むことは無いでしょうけど、遊ぶ分には面白いので、ショップの貸しデッキなどでプレイするくらいには気に入ってしまいましたわ。
プロフィール

波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
どこにでもいるような人間

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