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魔法少女リリカルなのは2nd

 魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 2nd A's
 監督/草川啓造

 見てきた、当然公開初日初回で。
 2ndの名の通り、リリカルなのはの劇場版二作目。TV版二期であるA'sを再編成したものになっており、内容の再構築、全編新作作画と、映画を意識した作りになっている。
 MOVIE 1stからは二年近く経ってしまったので、内容のほとんどを思い出せないのだが。
 とりあえず、礼儀としてこれは見るべきかな、と。
 ちなみに、TV版のリリカルなのはは一切見たことありません。
 俺の知るなのははMOVIE 1stととらいあんぐるハートのみです。

 前作から半年後、なのはとフェイトは再会し、穏やかな日常が戻り始めていた。
 そんな折、魔導師達から次々と魔力が奪われていくという事件が発生し、なのは/フェイトも謎の四人組の襲撃を受ける。そして、これが新たな戦いの始まりでもあった。

 そういう話。
 ご丁寧に導入部分から前作のあらすじを紹介してくれるので、前作を見ていなかった人や、前作のことをほとんど忘れている人でも安心して見れる。そんな複雑な内容でもないし。
 前知識無しで見る映画なのかは、甚だ疑問ではあるが。
 その上、本作の上映時間は2時間半近くあるので、それなりの覚悟が必要。
 興味が無いなら間違い無く途中でダレるだろうし、それこそ何となく、で見る分には辛い長さでもある。勿論、初見でも本作にのめり込む可能性も無きにしろあらずだが。
 1stの時、何を血迷ったのか、親子連れの客がいた時は目を疑った。
 当然、子供たちは退屈そうにしていた。
 そんなもんである、まぁただの一例ではあるけども。

 個人的には、割と面白かった。
 これは1stの時も思ったのだが、あまりイメージだけで評価を狭めるもんではないね。
 細かい設定はともかく、本質的な脚本やドラマの描き方はかなり骨太で、キャラクタ達を取り巻く環境にしろ、それに伴った物語の進行などは想像以上によく出来てると思う。
 人の持つ優しさだとか、思いやりだとか、そういうものが。
 すれ違ったり、お互いを傷つけたりしつつも、自分の本心から逃げない強さを持ったキャラクタ達が、非常に分かりやすい王道的な物語を展開してくれる。
 そこに特別な唯物性を感じることはないが、普遍的な物語性を感じることは出来る。
 故に、純粋に話として楽しむことは十分に可能だった。
 他、戦闘シーンも本作の魅力の一つではあるのだが。
 1stの時は、それこそ高火力のビーム砲を撃ちまくりながらの空中戦ばかりで、戦闘演出が非常に退屈で退屈で仕方がなかったのだが、2ndになってそれが良い方に解消された。
 新しく登場するキャラクタの内、三人が近接戦闘型というのが理由の一つ。
 これにより、戦闘演出に幅が出来た。補佐的な能力を持つキャラも増えたので、戦闘以外でのシーンにおける、魔法の使い方にもバリエーションが増えたのも良い傾向。
 そのため、戦闘シーンも最後まで飽きること無く見ることが出来た。
 全て新規作画で描き下ろされた映像は、流石に劇場映画レベル…とまでは言い切れないものの、TVシリーズにおける良作画、を最後まで維持出来ているレベル。
 少なくとも、リリカルなのはA'sTV本編とは、比較にならないほど良くなってる。
 …というのは、一緒に見に行った身内の弁である。
 とにもかくにも、原作エロゲのスピンオフ作品で、女性キャラばかりのキャラクタもの、というイメージだけでは、正直なところ正当な評価は下せない作品なんじゃなかろうか。

 当然、褒めるところばかりでもなく。
 気になったところと言えば、何故闇の書がはやての手の元にあったのかが分からん。
 さも当然のように所持していたけど、アレそもそも地球外の世界のもののはずなのに、どうして持っていたのかしら。そして、その説明が一切無いのが凄い不満。
 物語の切欠になるアイテムなのに、その扱いのせいで全体の評価が下がる。
 冒頭見る限りじゃ、この闇の書、はやてが常に持ち歩いているくらいのモノみたいなので、例えば両親の形見だとか、そういう説明が一言でもされていたのなら。
 で、はやても魔力持ちみたいなので、両親は地球人ではなくて管理局の人間だったとか、そういう流れでもあれば、まだ話の説得力があったはずなのにな。
 残念だ、良い話なのに、最後までコレが気になって仕方がなかった。
 あと、やはりなのはの存在が一番ネックなんだと思う。
 1stん時も思ったが、とにかく高町なのはというキャラクタの魅力の無さが半端じゃ無いので、物語の主軸になりえないというのが本当に辛い。
 なのはの魅力の無さは、簡単に言うと、とにかく彼女は悩まないのだ。
 物語というのは変化や成長を伴うことによって成立するのだが、この悩まない、というのは人間を全く変化させないのよね。つまり、精神的成長が全く無いってこと。
 精神的な成長をしないということは、すでに人格が完成しているということ。
 つまり、なのはは主人公という立場にも関わらず、成長をすることが無いキャラクタなのね。
 これが非常に厄介で、人格が完成されてるため、物語の進行に介入する度に、彼女は何一つ悩むこと無くシンプルに答えを決める。これでは盛り上がりもへったくれもない。
 本来、こういう完成された人格、というのはサブキャラであったり、むしろ未熟な主人公を導く役割をもったキャラクタに配置するものなんだけども…
 なのはは完成され過ぎている、故に、主人公としてはつまらない。
 その代わりと言っては何だけど、この作品は主人公以外が未熟な精神の持ち主ばかりなので、そういうキャラクタに対してのカウンターとしての主人公なのかもしれない。
 むしろ、本作の主人公ははやてのように感じた。
 この辺は、好き好きだろうか。
 俺は未熟な主人公が大好きです。
 
 そんな感じ。
 あまりこういう言い方は好きじゃないが、普通に面白かった、というのが素直なところ。この普通、という言葉はそれ自体が曖昧なのでちょっとアレなのだが。
 少なくとも、2時間半退屈することは無かった。
 それは大本になっている話が普遍性を持っているということや、キャラクタ達が全員非常に素直だということもある。悪人が居ない作品だった、鑑賞後の後味も良い。
 戦闘シーンも1stに比べて良くなってるし、飽きさせない工夫もされている。
 難点は上記の通り、闇の書関係で納得行かない部分があるところくらいか。
 なのはの扱いに関しては人にもよる、俺はこういう主人公はアウト。
 興味があるなら見に行くのもよろし。
 さて。
 これで1st、2ndと映画化されたワケなのだが、リリカルなのはTVシリーズは三期まであり、このままストライカーズまで映画化されるのか、はまだ未発表である。
 どうにも、聞く限りだとTVA's本編と、この2nd、随分話も違うらしく…
 このままだと、ストライカーズに続くかどうかは微妙なところ、みたい。
 TV版を見たことがない、そもそも見る気もない俺としては、ストライカーズも映画化して欲しいところだが、映画化するとなるとまた二年後になるのか…
 長いな。
 気長に待つか。

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波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
どこにでもいるような人間

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