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劇場版 BLOOD-C

 劇場版 BLOOD-C The Last Dark
 監督/ 塩谷直義

 見てきた。
 昨年TVアニメとして放映されたBLOOD-Cの劇場版である。
 とは言え、実はこのTV版を見たことがない。
 なので、この劇場版が初見である。そのため、この劇場版がTVの総集編的なものなのか、それともTV版の続編とも言えるような位置づけのものなのか、すら分からない。
 では何故見に行ったのか…というと、ただ、何となくというかそんな感じ。

 都条例により、未成年者への過剰な規制と制限がかけられた現代。条例に反発し、未成年の開放を目的とする組織サーラットは、背後にある「塔」と呼ばれる組織を追っていた。
 そんな中、地下鉄の乗客が怪物になり、乗客を食い殺す事件が発生。そのパニックの中、怪物を追う一人の少女/小夜は、手にした刀で化物を仕留めるのだが…
 これを切欠にし、小夜はサーラットと塔の抗争に足を踏み入れることになる。

 というお話。
 さてBLOODと言えば、制作スタジオであるプロダクションIGの長期シリーズ作品。
 一番最初に発表されたBLOOD THE LAST VAMPIREは、実に12年前の作品になる。
 それから、TVシリーズとしてBLOOD+、そして本作のTV版であるBLOOD-Cと三作品が存在する。
 各作品に直接的な繋がりはなく、唯一変わらないのは主人公の少女が小夜という名であること、それから小夜がセーラー服と日本刀で化物をぶった切っていくアクションホラーだということ。
 それ以外は、コンセプト自体は似通っているものの、基本的に異なる。
 ちなみに、俺が見たことあるのはTHE LAST VAMPIREのみである。

 正直言って、あまり面白くなかったです。
 何が面白くないというと色々あるのだが、とにかく作品が古臭くて見てられない。
 LAST VAMPIREの時点で、「女子高生と日本刀と吸血鬼と怪奇アクション」というビジュアル、コンセプトが古いと思ったのに、あれから12年も経ったこの御時世にまだBLOODとか。
 そんなにこの設定がお気に入りなのか、プロダクションIGは。
 その上、このCは舞台が現代になり、それに応じた少年少女達の葛藤やら人間模様が展開されるのだが、現代伝奇アクション、なんて近年で干からびるほど使われた要素なのだ。
 そんなのをわざわざこの時代に作るのか、というのが疑問だ。
 これで何かしらの趣向を凝らした設定やらコンセプトがあれば良かったのだが、特にそれもなく、結果的に作品自体が物凄い古臭い雰囲気を醸しだしてしまっている。
 制作に加わったCLAMPのビジュアルや、少女漫画的な脚本によるヒロイックというか、リリカルな要素が何とかギリギリ現代的な作品、という体裁を保たせている印象を受けた。
 ホントにね、もう、恥ずかしいくらい古い。
 25年くらい前のOVAみたいだったよ。

 脚本、ストーリー自体にも疑問が残る。
 これは俺がTV版を見ていないせいでもあるのだろうけど、説明ゼリフが多い癖に、物語の核心になる設定は全く言及されないというのが個人的にモヤモヤした。
 結局、小夜は一体何だったのか、文人との因縁とは何なのか。
 その、主人公が行動する動機すらも作中では示されず、ボカされたままだったので、視聴者側としてはどうやって主人公/小夜を追いかけて行ったらいいかが分からない。
 始終文人を殺す、としか言ってくれないんだもの。
 都条例に反発する学生ハッカー軍団、とかもある意味ワクワクはするんだけど、コイツらはハッキングで文人の場所を見つけて、それから何をしたかったのかが分からん。
 殺す、なんてこと出来るはずもなしに。
 見つけてたとして、殯さんが何が出来たとも思えないし。
 小夜が加わること、が前提の集団ってのが何かおかしい気がする。
 勿論、この学生ハッカーの集団自体がある意思の元で動かされていた…というのは作中で分かるのだけど、それにしても学生連中は疑問には思わなかったのかな、という話。
 他、こんな厳重な条例が敷かれる中、どうして学生デモが多発しないのかな、とか。
 設定は上手いこと組み上げてあるけど、都合の良い動きをし過ぎてる気がする。
 細かいところでも、ちょいちょい気になったのもあるし。
 珈琲とか、何であんなヒミツのアジトが今まで認知されてなかったの?とか。

 とは言え。
 アクションは結構良かったので、それを目当てに見に行ってもいいかもしれない。
 ラストバトルは少々アレだが、何だかんだ言って、日本刀による戦闘というのは普遍的な良さがある。出来ることなら、もうちょっと血肉とグロ分が多ければ尚良かったんだけど。
 他、劇場版でのオリジナルキャラクタである少女/真奈と小夜絡みの話は、別段真新しいものでもないのだけども、王道的な意味で良かった。というか真奈が主人公だよねもう。
 「夜更かししちゃったから」というセリフによからぬ想像したのは私だ。
 あと、この真奈の声はアイドルだか女優だかが当てていて、演技自体は全く上手くはないのだが、キャラクタの雰囲気には大変合っているのでそれほど違和感が無かった。珍しい。
 そんな感じです。
 全体的には、特に面白みがあるわけでもない、怪奇アクションとしてはよくある作品。
 ただし、自分はTV版を見ていないので、TV版を見ている、及びTV版自体が好きだ、という人にはまた違った評価があるのだと思う。このあたりは、仕方のないことだろうけど。
 そして、この劇場版BLOOD-Cは、なんと二部構成ということだ。
 つまり、完結編としてもう一作劇場でやるらしい。
 うーん、まぁ、見に行くけども。
 ああ、あと眼鏡の小夜が凄い可愛かったので、次はそれでお願いします。

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波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
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