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ラノベのら 4

 いい歳こいたオッサンが、今更ながらここ最近のラノベを適当に読む。
 そんな日常を、しばらく続けています。

 魔法科高校の劣等生 1 入学編・上/佐島勤

 を読んだ。
 今度はアニメ化決定作品じゃありませんよ?
 それでも、コミカライズが決定だかすでに連載されているだかで、結構な人気らしい本作。
 未アニメ化、そこそこの巻数で人気もある、と俺の求めるラノベの条件にもピッタリ。
 …まぁ、そんなラノベは漁れば山ほど出てくるんだろうけども。

 魔法、が純粋な技術として体系化され、確率した時代。あらゆる環境で魔法師の存在が重要視され、その育成機関でもある魔法科高校では、すでに明確な格差があった。
 成績優秀なエリートでもある一科生と、補欠扱いの二科生。
 物語は、その二科生として主人公が入学したところから始まる。

 大体こういう話。
 魔法や超能力といった異能の力、が技術として明確化された世界の話。
 …というのは割りとある設定なのだが、本作はそれに加えて舞台を学園に絞ったことで、学園ものである上で能力うんちくバトルもの、にも仕上がっている。
 これだけならとりたて特徴のない話ではある。
 本作は元々作者がWeb用に投稿していた作品であり、それが人気を得て書籍化。
 そうなると、やはりそこは人気になるだけの理由がある。

 本作の魅力…または、本作を好きになれるか否か。
 その判断は、とにかく主人公のキャラクタを受け入れられるかどうか、の一言に尽きる。
 主人公である志波くんは、上述した&タイトルにもあるように、魔法師の育成機関である魔法科高校に、補欠扱いでギリギリ入学したという、早い話が劣等生である。
 その上、妹はトップの成績でエリート一科生になってしまうし、本人は自分への劣等感とコンプレックスを常に抱いており、自嘲を忘れないやや根暗な男である。
 しかし、そんなのはあくまで表面上のこと。
 魔法の制御に関しては他に劣るが、魔法理論やら体術やら自分でフルカスタマイズしたデバイスやら、次々とその他生徒を凌駕する性能が明らかになっていく。
 勿論、そこでも自嘲は忘れない。
 このお話は、早い話が常日頃上から目線で気取ってる連中を、普段は劣等生扱いな主人公が、斜に構えた態度で平然と駆逐していく様を爽快に描いたものである。
 なので。
 少々、主人公最強!の描写がクドいというか、ハイハイ強い強い、というか。
 優秀なエリート達に対して、大して力を持たない主人公が知恵を巡らせて勝つ、では無く、力を隠していた主人公が圧倒的な差でエリート連中を打ち倒す、なため。
 そこに爽快感や、様式美的な面白さを感じられないと、とてもじゃないが読めない。
 俺は、まぁ、うん、普通。
 まず、主人公が何で自分の力を勿体付けてるのかがよく分からなかった。
 例えば、これが実は凄い力なのに、それに主人公が気づいていない、とかならまだ良かったんだが、明らかに主人公や妹はその力を明確に意識しているので。
 主人公が何をしたいのか分からんし。
 主人公自体も、舞台装置以上の面白味を持っているとも思えなかった。
 話の流れや、設定はよくあるものなので、決してつまらないわけでもないんだが。
 魅力は感じなかったな、全体的に。

 本作がなぜ人気になったのか、というと上記した主人公の無敵っぷりや。
 主人公をとりまくキャラクタの魅力、それから体系化された魔法理論だろう。
 何だかんだ言っても、平凡と言われる主人公がエリート連中を倒す、という構図は昔からある庶民派ヒーローの定型文であり、そこには安心感さえある。
 キャラクタも学園ものらしく癖のある連中が揃っているので、その辺は設定の特殊性が無かったとしても、ごく普通の学園ものとして読めるものだとは思う。
 魔法理論もそれなりに細かく、それでいてハッタリが上手く効いているので中々面白い。魔法のプログラムやデバイスなどは、女神転生あたりを彷彿させるな。
 そんなわけで、ライトノベルとしては娯楽性をキチンと盛り込んだ作品であり。
 ここがこういう風に面白い、というのが明確に分かるのが良い。
 セールスポイントがブレない、ってのは重要だね。

 とりあえず人気があるのは分かるし、決してつまらないわけでもない。
 が、俺にはどうもそんなに合うタイプの作品では無さそうだ。
 設定やキャラクタなんかは好きなんだけど、やはり主人公が好きになれない。
 コイツだけ面白くない。
 でも、何か作者が所謂凄い最強主人公、をわざと皮肉っているような気はするんだよな。
 描写が不自然というか、過剰なのはあえてそうしているのかも。
 他、これは重要なのだけど、文章がちょっと読みづらい。一つのシーンに対する表現が簡素過ぎて、この場面で何が行われているのか、が分からん時がある。
 話の流れと文章の起伏がバラバラなんだよな、そこが残念。
 とは言え、主人公とキャラクタ達の魅力でガンガン押していくタイプの作品なので、そういう細かいところは大して重要ではない。
 こう、主人公が無機的なので、読者=プレイヤ=主人公、と捉えたRPGなりギャルゲなりのプレイが好きな人にはオススメ出来るかもしれない。
 俺はそういうプレイが出来ない人なので、合わないのかもしれない…
 元々完結作を修正して書籍化しているため、続刊もあるのだが。
 これは、悪くはないけど、続きを読みたいとは思わなかったなー
 まぁいいか。
 次は何を読むかな、そろそろ積みラノベ減ってきたし、補充しないと。

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波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
どこにでもいるような人間

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