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リアル・スティール

 リアル・スティール
 監督/ショーン・レヴィ

 見てきた。
 去年辺りに最初のトレーラーが公開されてから、ずっと楽しみにしてた映画の一本。
 ビジュアル的なインパクトもそうだが、徐々に公開されていったシナリオを読む限りでも、熱く泥臭いいかにもアメリカンなストーリーが期待できた。
 なので、劇場公開後すぐ映画館に足を運ぶ。

 チャールズは、ロボットボクシングで生計をたてる元プロボクサー。
 しかし、生活は上手く行かず、借金に追われる日々。そんな中、離婚した妻が死亡し、義弟から会ったこともない息子を金と養育権を引き換えに預かることになる。
 最初は上手くいかない二人だが、一体のロボットがやがて親子の絆を取り戻して行く。

 という話。
 突然会ったこともない息子を引き取ることになった父親が、お互い反発しながら絆を深めていく。
 ああ、何というアメリカンなファミリードラマ。
 王道過ぎる…けど、代表的な作品に何があったかな、となるとすぐには頭に浮かばない。
 最初思い浮かんだのはオーバーザトップだけど、ちょっと違うような…
 それはともかく。
 王道で極太な大筋を敷いた上で、この作品の大きな要素になっているのはロボットボクシング。
 作中でリアル・スティールと呼ばれるそれは、身長3m程度の人型ロボットによるボクシングで、鋼鉄が火花を散らし、破壊されても問題ない暴力的な娯楽に人は熱狂した。
 CGで作り上げられたロボット達は違和感無く現実に溶け込み、デザインも中々格好良い。
 そしてこのロボットによるリアル・スティールの迫力あるアクションと、心温まるハートウォーミングな親子ドラマを両方楽しめる、というのが本作の魅力である。

 個人的には大変面白かったです、大満足。
 とにかく、ロボットによるアクションと親子ドラマ、描きたいことがハッキリしてるのが良い。
 ロボットアクション、というといかにも低年齢向けになりがちだが、本筋はドラマだし扱うテーマは普遍的なものなので、大人の鑑賞にも十分に耐えられるものがあるし。
 上手くいかずにどうしようもない生き方をしているチャールズの、父親として、男として、ボクサーとしての自分を取り戻していく過程には心打たれること請け合い。
 息子であるマックス少年の、不器用ながら父の愛を求める描写など、王道をこれでもかというくらいストレートに、そして手を抜くこと無く表現してくれている。
 かといって、肝心のリアル・スティールが疎かになっているかというとそうではなく。
 大きさ的、それからデザイン的にも、フィクションとは言え実際にありえそうなものになっていて、CGとの親和性もあり、世界設定の説得力に一役買っている。
 アクションも爆発やビームが出るわけではないが、鋼鉄のぶつかる音、火花が飛び散る乱戦など、オイルとすえた匂いがしそうな感じがとても良い。
 凄い独創的、意外性、オリジナリティ、と言われると頷けるワケではないけれど。
 安心して楽しめる娯楽要素を、極めて高いレベルで詰め込んだ良作。
 …と、思うのですよ。

 不満点と言えば。
 物語序盤で、廃棄物置き場から二人を繋げるロボット/ATOMを発見するのですが。
 ATOMが埋もれていたのは崖の底、劇中のセリフをそのまま受け取るのであれば、500kg前後もあるロボットの残骸を、マックス少年がどうやって一人で回収したのか。
 これちょっと無理があるかなー、と思った。
 パーツを小分けにして、一人で崖下から引き上げる描写を1カットでも、もしくは見るに見かねたチャーリーが手伝うようなカットがれば、まだ良かったか。
 何かこのシーンだけ妙に引っかかった。
 あとは、あまりにも展開がご都合的過ぎるんじゃないか、というところもあるんだろうけど、これはそういう話ではないので、特に気にすることでもないだろう。
 他、序盤のチャーリーが本当にクズ人間過ぎて胃が痛い。
 だからこそ、終盤が活きるワケなのだけども。

 そんな感じで、かなりよく出来たファミリードラマかと。
 ロボット同士のアクションのみ、を期待して行くとガッカリするかもしれませんが、それでも見た後にはスッキリと劇場を後に出来るハズです。
 ただ、上述したように本筋は王道な古き良きアメリカンファミリードラマ、なので。
 古臭くて見てられない、という人もいるかもしれないし。
 特にこれが新しい、凄い!というものもないので(CGはイカスけど)。
 その辺は好き好きでしょうね、俺は大好きです。
 とにかく、肩肘を張らず気楽に見れる娯楽映画なので、オススメしておきます。
 さて、次は何を見よう。

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波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
どこにでもいるような人間

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