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あしたのジョー

 あしたのジョー
 監督/曽利文彦

 漫画原作の実写映画化、という冠が地雷増産の合言葉になった近年である。
 ジョーは二度目の実写映画化だが、当然の如く駄目な作品になるだろう。
 と、思ってたのだけど。
 トレーラー見てから、何だかちょっとだけ期待出来るものがあったので、見に行く。

 さて、実際見てみたらどうだろう。
 結構面白かったんだ、これが。
 パッと見コスプレ大会的な登場人物の風貌も、くすんだ映像と雰囲気に良く合っていて、案外気にならない。若干ジョーが浮いている印象は受けるが。
 キャスティングも、矢吹丈を演じる山下智久がジャニーズ所属というだけあって綺麗過ぎるとは思ったのだけど…トレーニングで作り上げた引き締まったボクサー体型と、ジャニでありながら顔面ボロボロになる表現や演技に、本気度を感じたので好印象。
 原作の飄々としたジョーというよりも、もっとピリピリしたジョーって感じだったな。
 原作のジョーを意識し過ぎると駄目だと思う、合わない人は合わないだろうな。
 丹下段平;香川照之、力石徹:伊勢谷友介は完璧と言っていいかも。
 団平は原作/アニメ共にイメージが全く崩れなかったし、力石は外見こそ違うものの、風貌/雰囲気がマッチし過ぎてて良い。何か評判の悪い白木のお嬢さんも、個人的にはOKなんだけどな。
 ストーリーは基本的には原作と同じ。
 ラストまでやると流石に長過ぎるので、力石戦までを描いている。
 ドヤ街や葉子に割いた時間が少し多目に感じた、葉子の過去は要らなかったかも。尺が短いので、どうせならジョーと力石の関係だけに絞った方が良かったかな、二人がお互いを意識する流れが希薄な印象はある。
 肝心のボクシングシーンは多少演出がクドイが、出演者の体作りもあってかかなり楽しめた。
 役者面、映像面では文句という文句は出ないかな、たまにウッカリして現代の建物が背景に写っちゃってるけども、昭和40年代のハズなのに。

 界隈で言われているのは脚本の悪さ、かなぁ。
 原作が名作な上、これまた名作なアニメ版もあるので、比較対象が悪すぎるとも思うが。
 言ってしまえば、一般人が思うところのあしたのジョー。
 脚本が女性なので、女性が思うところのあしたのジョー。
 …って視点で見れば、これで十分だろう。
 原作やアニメが好き過ぎるオッサンには?な部分はあるにしろ、それを踏まえた上でも漫画原作の実写映画としては合格点なんじゃないだろうか。
 少なくとも、俺は楽しめたよ。
 もっと酷いもんが出てくるかと思ってたしね。

 個人的には、養豚場の豚に跨って爆走するジョーと、力石とリンゴが欲しかった。
 けど、この実写版のジョーだとそういうことはしなさそうね。
 根本的にジョーの性格が違うし、分かりやすくした、ってのもあるんだろうけどね。
 しかし力石は本当に良かった、減量のシーンは原作/アニメ共に肩を並べても遜色が無いレベル。そしてあの体型ですよ、役者凄いな、CGじゃないんだろ?
 オリジナルのエンディングも、悪いもんじゃなかったしなぁ。
 うん。
 あしたのジョーの実写映画、という高過ぎるハードルを頑張って飛んでくれたスタッフとキャストに拍手を贈りたい。それくらいには出来が良かった。
 批判の声も勿論あるだろうけど、俺は肯定するよ。
 興味ある人は、見に行った方が良いかも。

 他。
 あしたのジョー、の断片的な知識しかない一般人は戸惑うかもね。
 あれ、最後真っ白になるんじゃないの?って。
 違うから!それまだ先だから!
 労働先でジョー見に行ってくる、って話したら、力石と真っ白エンドしか知らない人が多い印象。
 イメージって恐いよねぇ。
 カーロスが一番好きなんだが、ドランカーになった彼を見るのがいつも辛い。
 あ、ジョー2見たいな…勿論劇場版で。

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波多緒理樹

Author:波多緒理樹
アニメ見たりゲームやったり
同人描いたり酒飲んだりする
どこにでもいるような人間

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